2005年4月23日(土)19:35

EU4ヶ国の大統領はフランス国民にEU憲法批准を呼び掛ける

ヘルシンキ(AP)

オーストリア、フィンランド、ポルトガル、ラトヴィアの大統領は、フランス国民に対して5月29日の国民投票でEU憲法を批准するよう呼び掛けた。4ヶ国の大統領は土曜日、ヘルシンキで開かれた2日間の会談を終えて、これはフランス国内の問題でなく、欧州全体の問題であるとの声明を発表した。

オーストリアのハインツ・フィッシャー大統領は、憲法の批准がきわめて重要であるとの認識で一致したと述べた。ポルトガルのジョルジェ・サンパイオ大統領は、フランスが憲法を否決した場合でも他のEU加盟国は批准手続きを進めねばならないと求めた。フィンランドのタルヤ・ハロネン大統領は、フランス国民が否決しても生活は続くが、「憲法条約が承認された方がずっと良い生活になるだろう」と語った。

3月中旬以来フランスではどの世論調査でもEU憲法反対が多数を占めている。金曜日のヘルシンキでの会談には、ドイツのホルスト・ケーラー大統領も出席した。

原題:Praesidenten appellieren an Franzosen




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